友人から電話があり、FURUNOの無線機が手に入って、修理しているけれど音が歪んでいる、どう思うと意見を聞かれた。
業務用の古い受信機の難点はコンデンサーの劣化で音が歪んでいる事が多い。
何点か話を聞いてから「近いうちに見に行くね」といっったものの気がかりで午後から友人宅を訪ねる事にした。
居間のテーブルにその受信機は乗っていて、測定器に繋がっていた。
「ありゃーこれは私がかつて持っていた受信機と同じ型番だ」
デザインが好きでずーっと持っていたかった受信機だけれど、転居するので処分した受信機と同じ物。
これは手強いぞ、長期間スイッチを入れなかったら受信機内の記憶装置が働かなくなり、周波数の可変が効かなくなる故障もあった。
増幅度が高いのだが、耳に刺さる雑音も多かった。
友人は根っからの技術者で、資料を集めたり回路図を分析したり、データを取ったりしながら故障箇所を特定し治す達人でいつも尊敬している。
実際に音を出して聴いてみると強い電波の放送はやや歪んだ音がする。
測定器から信号を注入して行きオシロスコープで見てみると確かに波形が歪む。
しかし私の持っていた受信機より内部の雑音量ははるかに少ない。
何か処置をしたと思えるので尋ねてみたら、大量のコンデンサーを新しい物に交換していた。その古いコンデンサーの内20個前後は容量不足や液漏れで不良になっていたと一覧になった部品記録を見せてくれた。さすが技術者。
それにしてもこの受信機、小さな傷まで私が使っていたものと似ている。
そこで入手先を聞いてみたら、どうも処分した行き先とどこかで繋がっているようだ。
もしそうだとしたら、とても嬉しい事だ。知らない人の所でお手上げだからとオークションに出されたり、バラバラに分解されて部品になってしまったら悲しい。
ルートは詮索して突き止めない方が良い、もう人系の記憶が不確かになっているから。
でも私が手放した受信機が奇跡的に友人の所まで辿り着いたとしたら本当に嬉しい。
2019年3月20日水曜日
生前整理しました
背の高い庭木を半分にしようと木に登り、幹を切っている最中に幹が裂け、上半分の木と共に地上に落下、ヘリコプターで救命センターに運ばれたのは3年前の事。
昨年、生活するには身の丈に合った家が良いと、家も趣味の装置や部品もほとんど処分してそう遠くない処に転居しました。
愛着を持って貯め込んだ私的な財産はオーディオ製品も無線機器も「ゴミ」と化し手元から離れて行きました。
欲しい、使いたいという友人に引き取ってもらったのが救いでした。
喪失感を味わったのはその直後から。
引っ越しの整理もつか付かず呆然自失状態。
体調も優れず年末年始は肺炎で入院ししてしまいました。
しかしもうすぐ4月春ですよ。
電離層だってうきうきと黒点を作りながら活発になる時期。
いつまでもぼーっとして生きている場合ぢゃ有りません。
元宅から移転させた無線室は大きな物を処分したのでスッキリ・・・・・
とはなりませんでしたが、部屋が狭くなったのでそれなりに満室感溢れています。
とりあえず機器点検とスイッチを入れてみたら。
メインの送受信機(短波帯無線機)と海外短波放送受信用の名受信機が家に馴染む前に故障していました。
まあ代わりの短波無線機や受信機があるので実質的な問題点は無いんですが、
愛着のある機械の故障は悲しいでものです。
小規模なアンテナは屋根ギリギリに揚げる事を許されましたが、
ひと冬のうちにやはり故障していました。
粉雪の猛吹雪をアンテナが受けたら、静電気がケーブルを伝わって室内も火花が発生するほどの電圧になっています。
真冬の入院中無線機にアンテナをつないでいたために、アンテナの電子調整部分と無線機の内部に高電圧が発生していたのかもしれません。
木から落ちて以来、どんな事が有っても「屋根に登るな高い所に上がるな」と厳命されているので、友達に手伝って貰わなければなりません。
友達も高齢化してるんですけど。
昨年、生活するには身の丈に合った家が良いと、家も趣味の装置や部品もほとんど処分してそう遠くない処に転居しました。
愛着を持って貯め込んだ私的な財産はオーディオ製品も無線機器も「ゴミ」と化し手元から離れて行きました。
欲しい、使いたいという友人に引き取ってもらったのが救いでした。
喪失感を味わったのはその直後から。
引っ越しの整理もつか付かず呆然自失状態。
体調も優れず年末年始は肺炎で入院ししてしまいました。
しかしもうすぐ4月春ですよ。
電離層だってうきうきと黒点を作りながら活発になる時期。
いつまでもぼーっとして生きている場合ぢゃ有りません。
元宅から移転させた無線室は大きな物を処分したのでスッキリ・・・・・
とはなりませんでしたが、部屋が狭くなったのでそれなりに満室感溢れています。
とりあえず機器点検とスイッチを入れてみたら。
メインの送受信機(短波帯無線機)と海外短波放送受信用の名受信機が家に馴染む前に故障していました。
まあ代わりの短波無線機や受信機があるので実質的な問題点は無いんですが、
愛着のある機械の故障は悲しいでものです。
小規模なアンテナは屋根ギリギリに揚げる事を許されましたが、
ひと冬のうちにやはり故障していました。
粉雪の猛吹雪をアンテナが受けたら、静電気がケーブルを伝わって室内も火花が発生するほどの電圧になっています。
真冬の入院中無線機にアンテナをつないでいたために、アンテナの電子調整部分と無線機の内部に高電圧が発生していたのかもしれません。
木から落ちて以来、どんな事が有っても「屋根に登るな高い所に上がるな」と厳命されているので、友達に手伝って貰わなければなりません。
友達も高齢化してるんですけど。
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