2023年2月16日木曜日

友人の倉庫にあった古い受信機

写真の受信機は1950年代初期の「警察予備隊」か「保安隊」(自衛隊の前身組織)で使われていた業務受信機です。 大変重く、抱えるにも無理があり、二人がかりで倉庫の2階から下ろしました。 GT型真空管を使った9球スーパーで、外付けの電源部分は想定して自作しました。 スピーカーは筐体内に取り付けられています。重さは20Kg以上あり、電源部を含めると30Kgに近い重さです。 この受信機は廃棄されたものらしく、選局するためのチューニングバリコンがハンマーで壊されていました。 壊された3連バリコンは修復不能な程に潰されていて、手持ちの民生受信機に使われていた物に置き換えました。 バリコンの容量や羽根の形状が違うため、ダイヤルメモリと一致しませんが、ほぼその近くで選局が可能です。 取り敢えず各バンドの短波放送を受診ずることが出来ましたが、感度は通信機レベルではないので、 コンデンサー類の劣化が考えられます。 これから調整測定しながら徐々に交換していきたいと思います。