写真の受信機は1950年代初期の「警察予備隊」か「保安隊」(自衛隊の前身組織)で使われていた業務受信機です。
大変重く、抱えるにも無理があり、二人がかりで倉庫の2階から下ろしました。
GT型真空管を使った9球スーパーで、外付けの電源部分は想定して自作しました。
スピーカーは筐体内に取り付けられています。重さは20Kg以上あり、電源部を含めると30Kgに近い重さです。
この受信機は廃棄されたものらしく、選局するためのチューニングバリコンがハンマーで壊されていました。
壊された3連バリコンは修復不能な程に潰されていて、手持ちの民生受信機に使われていた物に置き換えました。
バリコンの容量や羽根の形状が違うため、ダイヤルメモリと一致しませんが、ほぼその近くで選局が可能です。
取り敢えず各バンドの短波放送を受診ずることが出来ましたが、感度は通信機レベルではないので、
コンデンサー類の劣化が考えられます。
これから調整測定しながら徐々に交換していきたいと思います。