中学時代の親友が半世紀ぶりに遊びにきてくれて、お互いの趣味がまだ変わっていない事が確認できた。
古道具屋の物置のような私の部屋に案内すると「よく離婚されなかったねえ」と3回もつぶやいていた。
「そろそろ処分しないとね、それすら出来なくなってしまうんだから」と私。
「真空管の通信機で短波を聴きたければこれが良いだろ」「好きなようにして使ってくれ」と写真の受信機を持って行ってもらった。
長波・中波・短波が聴ける通信用の真空管受信機である。
今日彼の家に遊びに行ったら、この受信機のケースを作っている最中だった。
板金、塗装皆自分でやる、相変わらず大したものだ。
彼の家は通信用アンテナが整備されているので,さっそくスイッチを入れ聴いてみると、電波時計用の電波もかすかに入るしロシアの長波放送も入る、普通のラジオでは聞く事が出来ない中波の下端にある航空機用標識電波もよく聞こえる。
反対に短波帯の高い周波数にバンドを切り替えるとぐじゅぐじゅ・びゅるびゅると南方からの電波が入感している。この電波は太陽活動が活発な時だけしか聞こえない電波なのだ。
この分だと来年に掛けてまだまだ太陽活動が活発になりそうだ。
何か起こるのか2012年。